温度可変赤外分光装置(化学生物棟502分光実験室) |
 |
試料の赤外反射・透過スペクトルを、温度範囲3.3-700 K、波数範囲50-20000 cm-1で測定できる装置です。
上の写真の左側がBruker IFS-66v FT-IRで右側が真空試料槽です。試料槽の右の赤い筒がMCT検出器で、試料槽の下に(よく見えませんが)クライオスタットが取り付けられています。室温より高温の測定では別のプローブを試料槽に取り付けます。下の装置概要と見比べてください。 |
|
この装置のスペックは以下の通りです。
・測定可能なスペクトル範囲:50 - 20000 cm-1(光子エネルギー8 meV - 2.5 eV,波長 0.5 - 200 μm)
・測定可能温度:3.3 - 700 K(2種類のクライオスタット+高温測定プローブによる)
・試料槽到達真空:室温で8×10-8 Torr程度
(真空試料槽は独自設計による特注品で、赤外の測定をしながら、試料に金や銀をその場蒸着できます)
|
上のような広いスペクトル領域を一度に測定できるわけではなく、様々な光学素子を組み合わせて複数の領域に分けて測ります。下の表に我々が用いている光源、ビームスプリッター、光学窓、検出器の組み合わせを示します。 |
 |
<ページの先頭へ> <サイトのトップページへ> |
|