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実験装置
私たちの主力実験装置について、その概要を説明します。
1.温度可変赤外分光装置(化学生物棟502実験室)
フーリエ変換赤外分光器(日本分光製)と真空試料槽、赤外顕微鏡を併せた装置です。3.3 K- 700 Kという広い温度範囲で、120-15000 cm-1(光子エネルギーにして15 meV- 2 eV)という広い振動数範囲の反射・透過スペクトルを測定できます。試料槽は岡村が設計した特注品、顕微鏡も別の分光器の付属品を改造したもので、色々と改良を積み重ねて性能を向上させて来ました。(もっと詳しく見る)

2.赤外顕微分光装置(化学生物棟505実験室)
赤外顕微鏡(IRT-5200, 日本分光製)とフーリエ変換型赤外分光器(FT/IR-4600, 同社製)を組み合わせた装置です。微小な試料の反射・透過赤外スペクトルが測定できます。測定できる振動数範囲は600-7800 cm-1(75 meV - 1 eV)です。また、その高い空間分解能を活かしてイメージング測定も可能です。すぐ横には顕微ラマン分光器も併設されています。

3.顕微ラマン分光装置(化学生物棟505実験室)
共焦点顕微ラマン分光器(STR, アイリックス製)です。励起光にレーザー(波長532 nm)を用いるので、1 μmオーダーの微小な試料のラマンスペクトルを測定することができます。クライオスタットとDACを用いて、低温高圧条件での試料の測定も可能です。現状では測定できる振動数範囲は30 - 4500 cm-1 (4 meV−0.56 eV)ですが、改造して低波数領域は5 cm-1まで測定できるようにする予定です。

4.赤外ビームラインBL43IR(大型放射光施設SPring-8)
シンクロトロン放射光の高輝度性を赤外領域で利用した研究を行うため、大型放射光施設SPring-8(兵庫県)に設置された実験設備です。1999年に建設され、岡村は建設部隊のメンバーとして、その設計、建設、立ち上げに参加しました。完成後は同BLを用いた実験を推進し、そのアップグレードにも貢献してきました。(もっと詳しく見る)